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ケニア版振り込め詐欺

近年よく耳にするケニア版「振り込め詐欺」。
誰でも携帯を持つようになってから、いろんな種類の詐欺が登場した。
最近多いのは「Mpesa送金ミス詐欺」。
Mpesaというアフリカ独特のお財布携帯を利用したもので、見知らぬ人から自分の携帯番号のアカウントにお金が送られてきた・・・というメッセージが届く。
通常なら電話会社のサファリコムから着金を知らせるメッセージが届くが、詐欺の場合はその詐欺師の番号からサファリコムが送ってくるメッセージに似せた形態のメッセージが届く。
もちろん金など送金されて来ていない。

そのあとすぐに、詐欺師から電話がかかってきて
「友人に送ろうとしたのに、間違ってあなたに送ってしまいました。つきましては、送り返していただけないでしょうか?」というもの。

そこで「あら、お気の毒に。ではすぐに送り返しますよ」と親切にも返金してあげたら、詐欺師の勝ち・・・ということになる。
結構流行っているみたいだから、成功することも多いんでしょう。
しかし、その金額がケニアらしくちゃっちい~。
昨日友人を騙そうとしたやつは、1400sh(約1800円)。
ちまちまだが、数をこなしているのだろう。そのくらいの金額の方が
ケニア人はひっかけ易いのだろう。日本の振り込め詐欺とは桁が違う。

ついでに言うと、着金を知らせるメッセージには
「1400sh着金しました。あなたのアカウントの合計金額は現在16400shになりました。」と元々アカウントに入っていた金と送金されてきた金の合計金額が出る。
友人のアカウントにはそもそもいつも1000sh以下程度しか入ってないので
1400sh届いても16400shになんてなるわけがない。
適当に残金を予想したんだろうけど、残念!!!そんなにMpesa利用してない友人なのだ~。
友人は「警察にレポートしときますよ」と言ったら、詐欺師はそそくさと電話を切りました。

「コンビニでiTunesのカードを買ってきてもらえませんか?」は
ケニアではまだ見かけません。