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ジャクソンツアー終了 ありがとうございました

ジャクソンは8日に成田よりケニアに向け飛び立ちま した。

最終泊は蓼科の温泉。
長年お付き合い頂いているお客さんたちとの恒例行事。

蓼科から成田へ向う道中は 恒例の旅の総括。

すでに7回目になる来日なので、そ れほど新鮮な発見は少ないものの、いくつか
の新しい気付きはあった様子。

・やはり北海道の野付半島が物凄い 印象に残っているらしい。そこから見た北
方領土は、行ったことが無いのに
とても懐かしい思いがした・・・とのこと。

前世(マサイには前世も来世も無いが・・・)は北方の民族だったのか??

・アイヌの方々の文化や歴史が今年 は凄くよく理解出来た。

・以前から日本の家族の居住スタイ ル(核家族)が不思議でならなかったが、
いろんな方々に出会って話をしていると
少し理解出来た。

大学で実家を離れて、そのまま別の町で就職し、結婚・・・というパターンが日
本では特に珍しくないよ、ということと
かなり大きな土地を所有していない限り、親と同じ敷地に離れを建てて暮らすと
いうライフスタイルは日本では難しいのよ〜と説明。

・以前からジャクソンが言っていた 日本の素晴らしい点は相変わらず自然が豊
かなこと。また田舎を訪問する機会も多いので、古民家的なお宅にもお邪魔した
り宿泊させて頂くこ とが多いことから、日本は発展している国にも関わらず自
然も残しているし、古いものも大切にしているとの常々言うジャクソン。
そこに今年の後半に突如付け加えられたコメントは
「アフリカが今の日本のように発展を遂げる日が来た時、果たして日本のように
自然を残しているだろうか?古いもの、伝統的なものを残して 行けているだろ
うか?は疑わざるを得ない」と。

おっ!そう来たか!そこに気づきや がったな・・・と私はニンマリしてしまった。

この点に関して、長い時間をかけて 彼の思いを聞き、意見を交わした。

ジャクソンが言うには
ケニアではマサイでも森の大切さの意味を知らない人が多い。知らなければ自然
を守ることは難しい。
野生動物を保護したければ、保護区の中だけを保護すれば良いのではなく、全て
の自然は意味があり繋がっているのだ。
それを指導出来るリーダー、それを教えてくれる人、がアフリカには必要なの
だ。政府の人間は開発のことしか考えていないので、真実は語ら ない。
例えば発展のために道路が必要なこともわかるが、
道路を作ることのメリットとデメリット、本当のことを説明出来る外部からの人
間が必要だ。
それを知った上でどこに道路を作るのかや、道路が本当に必要なのか?を自分た
ちで選択出来るような社会で無ければならない。
先進国はインフラに投資するだけではなく
教育をしてくれる人材を派遣してくれることを強く希望する。
アフリカ人の多くは今日や明日のことまでしか考えていないが、日本人は遠い未
来や子孫のことまで考えている。そこが大きな違いだと思う。
森が無くなってから再生することはケニアではとても難しい。人間が多すぎるの
で、すぐにそこには人が住み着く。住み着いた後に、森の再生 は不可能なのだから
森の減少に歯止めをかけるのは今しかないと思う。

等々、ジャクソンは語りました。

私は
「ジャクソンはせっかくいろいろなことに気付くチャンスをもらえているのだか
ら、その得た知識や発見したこと、感じたことを自分の中に閉 じ込めておくの
では勿体ない。その経験を使わなきゃ宝の持ち腐れなんだからね〜。よろしく頼
むよ、青年リーダーさま!」と述べました。

こうして9月14日から始まった7 回目の日本ツアーは
50回の講演と24ヵ所(?)の温泉に浸り、終了しました。
自ら希望して買った牛のTシャツを着て、興奮して買ったお土産=信楽焼きの狸
の鈴を持って、元気に日本を後にしました。

今年も日本の皆様の心の美しさに感 動しました!byジャクソン

全国でイベントを主催してくださっ た皆様、会いに来てくださった皆様、本当
にご協力ありがとうございました。
感謝しかありません!
アシェオレン!!(ありがとうございます)