パラオもあと残り1ヶ月。これをもちまして完全出所となる。
たった半年そこらでパラオのことを充分理解することは無理だけど
ケニア人とは全く違う心の人種だとつくづく思う。
まずガツガツ感が全くない。これは南の島で、特にたったの二万人の国だからか。
グイグイも来ないし、飢えてもいないし、卑しくない。ケニアと比べると真逆。
ケニアは何しろ人口が多くて、人を騙してでも蹴落としてでも生存競争に勝たなければ、ろくな未来はない。
経済的な貧しさではなく、心の貧しさが際立つ。
しかし、中途半端な経済発展を鼻にかけているところが余計ムカつく。
両者ともそれが良いところでもあったり、マイナス点でもあったりするわけだがー。
パラオ人は仲良くなると、本当に家族のように思って親しくしてくれるという。
実際そんな風に接してくれる人を見て来てもいるが、本当にただの優しい心で
そんな風に接してくれてるの?
その真意は何だろう?
とケニア人に慣れすぎてる私は裏を読もうとしてしまう。
困った人がいると助けてくれることもケニアでは多い。が、しかし!
その裏に大きな見返りを求めてきたり、日々要求がエスカレートしたり、親切と見せかけた盗っ人もどれほど多いか。
特に下心や裏があるわけでは無い人がほとんどのパラオ人ですよ、と
パラオ人をよく知る人から言われる。
私も短い期間だけど嫌な思いをさせられた記憶はないので、きっとそうだなーと、思う。
思うのだけど、
何度もケニア人に痛い目に遭わされた経験から、金銭の要求が話のオチに無いと、納得いかなくなってしまってる自分が悲しい。