プロフィール

永松真紀(ながまつ・まき)

1967年福岡県北九州市生まれ。ケニア唯一のプロ添乗員。東アフリカ・ケニア共和国在住。1988年3月、添乗員派遣会社に所属し、添乗員となる。8月、旅程管理主任者取得。

「手取り足取り、痒いところに手が届くサービス」「一味違う旅の演出」をモットーに、ヨーロッパ、南米、アフリカ、アジア、オセアニアなど、全世界を網羅。世界中をくまなく回った末、ここにこそ住みたいと思った国がケニアだった。

1996年より、本格的にケニアに移住。アフリカ各国でガイド、撮影コーディネーターを手掛けながらも、年間3分の1は日本のリピーターからの指名を受け、日本発のツアーに同行している。

ケニア庶民の足「マタトゥ(乗合ミニバス)」のオーナーになったり、ケニア人男性との結婚・離婚の経験から、ケニア社会の裏の裏まで知り尽くしている。

2005年4月、伝統的生活を送るマサイの第二夫人となり、夫と共にコミュニティサポート、マサイを良く知るためのマサイエコツアーや日本での講演会などに力を入れている。

2012年ジャクソン教育基金(MJEF)を立ち上げ、地域の子どもの未来のための活動を始める。

著書に「私の夫はマサイ戦士」(新潮社)、2014年5月刊の同名文庫本(新潮文庫)もある。

ジャクソン・オレナレイヨ・セイヨ

ケニア共和国リフトバレー州トランスマラ県エナイボルクルム村在住。シリア・マサイのカプティエイ 支族に属する。戦士時代に 7 頭のライオンと 1 頭の象を仕留めたという勇敢なマサイ男性。現在も、牧 畜を基盤とするマサイ伝統生活を送っている。

2003 年、マサイ戦士時代卒業にあたる伝統儀式 「エウノト」を終了。2021 年、長男と次男が「エウノ ト」を終了し、2022 年には自身が人生最終段階に当たる長老昇格儀式を終える。 変化の激しい現代ケニアで時代の流れに翻弄されることなく、より良い未来を築いていくため、年長者 として若者の指導やコミュニティを牽引する存在である。